取材に行ってまいりました!
こんにちは〜
どもども!まいどじょっくんです!
実は昨日、日本人のフォトジャーナリストの木村さんという方のカイロ取材に同行させてもらいました。
いやーーーー
率直な感想はマジでビビリっぱなしでしたww
今回いったところは、政府が配給しているパン屋さんと、エジプトの盗賊集団(部族)ハンガラニーヤの2つです。
まず配給所なんですが、私は全く知らなかったんですが、エジプト政府が貧しい人のために格安でパンを売っているところがあるんです。
そこが配給所。
どれぐらいの安さかっていうと、20枚のアイーシュがたったの1ポンドwwww
2件の国営の配給所と、そのパンを製造する工場に行ってきました。
この国営の配給所、常に人が20人くらいいて混雑してます。
しかも、そのへんのおっさんの話によると、わざわざこのやっすいパンを買いに別のところから地下鉄に乗って買いに来るそうです。
普段行かないのでわかりませんでしたが、結構エジプト人の暮らしは大変みたいですね。
まあ、一件目の配給所は取材NGだったんですが、二軒目のに行ったパン工場では、工場長の方がとても優しくて、取材をOKしてくれました!
そしてそのパン工場ね。
すっごいシステマチック。
パンをひたすらこねて生地を作る人、成型する人、焼く人、焼いたパンを取り出す人
みんな1つの仕事をずーーーっとやってるんですね。
特に驚いたのは、焼いて出てきたパンを素手で掴んで台に乗せる仕事の人。
くっそ熱いパンを素手でやる仕事は傍目からでも過酷だし、さらにその人、障害者のようでした。
う〜ん
何か色々と考えちゃったな〜
んで、そのあと、そのパンを配給する場所へ行きました。
その場所はプレハブで簡単に作ってある簡素な建物で、そこにもパンを買いに10人くらいかな?列をなしてました。
私は5枚入りで2ギネーとかそういうパン屋しか見たことなかったので、この光景すごくびっくりしました。
今物価が上がっているので、ますます混み合うかもしれないですね。
でもパンを買っている人に聞いたり、パンを売る人に聞いてもみんな明るいんですよね。
んで、話している最中に、来月からモルシー政権がこのシステムを変えるらしいのです。
というと、今までは誰でもパンを1ポンドで20枚買えましたが、これからはチケット制になるらしく、1日分や一人分の枚数が限られるとのこと。
まあ、これに対しては問題視する人もいましたが、ほとんどの人が、このシステム変更に対して、もっとエジプトが良くなると言っていましたね〜
まあ、私たちが聞き込みをしたのは本の一部の人間なので何とも言えないですが、、、
まあこんなパン屋さんの取材でも私かなりビビってましたww
というのも、やっぱりフォトグラファーなんですね。バシバシ容赦なく写真を撮るんです。お構いなしに。
お仕事なのでしょうがないのですが、私はチンピラとかそのへんのおっちゃんとかに難癖つけられるんじゃないかとすっごいビビってました。
いやいや、今エジプトって普通に刃物や銃を持ってる人が多いので、バルタギーヤとかに難癖つけられて危険な状況になったら〜
とか考えちゃってめちゃめちゃビビりました。
あと女性も無許可でバシバシ写真を収めるんですね。
まあ、ビビリすぎなのかもしれませんが、私はなにか問題が起こるんじゃないかとビクついてましたね〜〜
んで、そのあと、ハンガラニーヤの取材に行ったわけです。
ハンガラニーヤとは、カイロに住んでいる少数部族で、窃盗を善としている部族のようです。
まあ、エジプト人でも詳しくは知らない存在らしく、木村さんはそのハンガラニーヤがどうやらジプシーと関係があるんじゃないかと考えていたそうです。
ただ、木村さんいわくハンガラニーヤはジプシーとは関係がないかもしれない。と言っていましたね。
まあ、そんなこんなで3人のハンガラニーヤとダレッサラームで会ったわけですが、めっちゃ緊迫!!!!
もうね、素人目から見ても、相手がすっごく警戒しているんだよね。
やっぱ彼らは、自分たちは悪者という意識があるようで、ジャーナリストで取材に来たというと、なんで我々のことを知っているんだとか
この取材をして一体なにに書くつもりなのかだとか、すっごい聞かれました。
そしていざ聞き込みをすると答えをいうのではなく、逆に質問返しをされたりと、なかなかハンガラニーヤの真相に近づくことはできませんでした。
ただ、彼らいわく、ハンガラニーヤの「大きな家族」というものが世界各地にいるらしいです。
大きな家族という表現を彼らはしていたんですが、おそらく同じ部族ということなのでしょう。
シリアやインドなどにもいるということです。
そして彼らは一体どこからやってきたのかを問うと、正直な話彼ら自身もわからないと言っていました。
うーん。なぞばかり。
今回は急なアポなしの取材っていうこともあり、ほとんど話も聞けず15分くらいで切り上げました。
ただ、向こうから携帯電話番号を教えてくれたので、もしかしたらもう一度面会することが実現するかもですね。
まあ、本物のジャーナリストの取材を体験したわけですが、やはり自分で命を守って、自分で危険なことろに入り、自分の塩梅で危機管理をする。
これってとても大変なことだなと痛感しました。
貴重な体験でした。
ジャーナリストは日々こういうことをしているのかと思うと素晴らしいです。
かと言ってジャーナリストに興味を持ったかというとそうでもないんですが。
ただ、自分の見識が広げられてよかったです^^